企業の重視度アップの資質:基礎学力
Issue 348
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ June 3rd, 2010
Issue 348
CFN|PRESS
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企業の重視度アップの資質:基礎学力

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株式会社ディスコが過去5年間でグローバル人材を採用したことのある
企業に「留学生に求める資質」を調査したところ、文系・理系ともに、
1.コミュニケーション能力 
2.バイタリティー 
3.基礎学力 という結果が報告されています。
(2009年7月調べ)

1位のコミュニケーション能力や2位のバイタリティーに関してはこれまでの
CFN|PRESSで何度か取り扱ってきましたが、今週のCFN|PRESSでは3位の
「基礎学力」についてお伝えします。

一般的に「基礎学力」には様々な定義がありますが、ここでは厚生労働省が
定める「若年者就職基礎能力」の中の「読み書き」「計算・計数・数学的
思考力」「社会人常識」の3つを指します。それぞれの基礎学力がどういう
ものなのか、またなぜ必要なのかを順番にお話します。

「読み書き」
職務を遂行するにあたっての必要な文章知識。

ビジネス文書を読む、企画書を作成する、取引先にメールを書く、社内での
メールや文書でのコミュニケーションは業務上不可欠なものです。メールでの
やり取りが一般化している中でも、家族や友人に宛てた文章とはやはり一線を
画さなければなりません。また自分ひとりではなく「会社の一員」としての
感覚を持つことも大切なので、プライベートと仕事と分けて読み書きができる
能力が必要だと言えます。

「計算・計数・数学的思考力」
職務を遂行するにあたっての必要な数学的な思考方法や知識。

これらは経理、財務、営業職など直接数字にかかわる職種のみならず、社会人と
しては様々なシーンで必要な能力です。数字やグラフを解析するだけでなく、
情報を基に理論的に考えて説明できる力だったり、物事の処理能力全般を
指します。これらは得意、不得意な人に大きく分かれますが、社会人生活では
「仕事のできる人」「できない人」に直結する基礎能力の一つと
言えるでしょう。

「社会人常識」
企業という組織の中で仕事をするということは、学生時代の個人とは異なり、
多くの人と「協力、協調しながら」が必要になります。人が集まれば集まる
だけの習慣・文化・考えがあります。その中で円滑に職務を遂行するには
やはり一人ひとりが節度ある対応を心がけることが必要です。社会人常識とは
社会人としての基本的な姿勢・態度・礼儀・言葉遣い・知識・思考を指すと
思ってください。また一口に「常識」と言っても、育った環境・経験によって
人の数だけ「常識」があります。これは皆さんのようにグローバルな場で
活躍される方こそ理解できる部分ではないかと思います。職場全ての人と
分かり合うというのは難しいかもしれませんが、大切なのは自分とは異なる
「常識」であっても社会的観点からそれを受け入れ、適切な対応をすること
なのではないでしょうか。

これらの3つの基礎学力はどれも一夜漬けでどうにかなるものではありません。
これらの大切さを常に意識し、早くから行動し慣れていくことが大切です。
「基礎学力」は企業が求めているということだけでなく、後に必ず必要となる
社会人の基礎であり、いずれにせよ習得する必要があるものです。これから
就職を控えている皆さんは、是非今から身につけることで、スムースな
社会人スタートを切っていただきたいと思います。

CFN|PRESS / 発行者: DISCO International, Inc.
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