ネットワーキングこう使う! 【1】
Issue 332
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ February 11th, 2010
Issue 332
CFN|PRESS
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■■■■■■■■■■◇◆今週の CFN|PRESS◇◆■■■■■■■■■■

ネットワーキングこう使う! 【1】

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「就職活動において一番最初に始めるべきことはネットワーキングである」
とは米国で大学、そして大学院在学中に5つのインターンシップを経験し、
卒業後は某映像配信会社に勤めている筆者の知人の言葉です。一見すると
ネットワーキングとは就職活動の序盤というより面接や就職するための手段の
ように聞こえますが、実は、ネットワーキングを綿密に行うことは「自己分析」
「企業研究」「面接進行」など就職活動のすべての段階において非常に有効な
手段となります。

ネットワーキングを駆使した「自己分析」
自己分析とは自分自身を主観的、客観的の両面から見つめることです。
就職活動中の皆さんの多くは自身をしっかりと理解しようと思い詰めるあまり、
客観的な側面からの分析が不足していることがあります。ネットワーキングで
知り合った幅広い人間関係の中で自分の本質が見つけられることもあるかと
思いますし、近しい友人や家族ではない誰かから客観的に見た場合の自分は
どのような人物か、という分析にもつながります。

ネットワーキングを駆使した「企業研究」
幅広い業界や専門分野、経験を持つ方と偏りなく知り合えることが
ネットワーキングの醍醐味でもあります。興味のある世界だけでなく、今まで
知らなかった、もしくは思ってもみなかった世界を知っている方と関わりを
持つことで新しい世界が広がることと思います。企業研究の始まりは世の中に
どれだけの種類の業界、企業、職種があるのかを知ることから始まります。
食わず嫌いにならず偏見を捨てて興味の幅を広げてみてください。

ネットワーキングを駆使した「面接準備」
面接での悩みとして非常に多い相談のひとつが「具体的なエピソードがない」
「志望動機が固まらない」というものです。具体的なエピソードや明確な
志望動機がなければ自分でそのきっかけを作ったり体験したりすることも
できると思います。ネットワーキングの中で実際に話したり、体験したことは
立派なエピソードや志望動機になり得ます。

■ネットワーキングの場

ネットワーキングとは、待っているだけではやってきません。自分自身で
積極的に「ネットワーキングの場」へ出向くことが大切です。それでは
留学生の皆さんには、どのような機会が考えられるのでしょうか?

1. 大学の教授
大学の教授はその世界のエキスパートであることが多いです。授業外でも
積極的に教授と話をする機会を設け、経歴や業界の裏話を聞くことが出来ると
思います。特に在学中に米国でのインターンシップを考えている方は教授の
つてを頼ることが一番確実な方法です。

2. 大学の留学生課(インターナショナルセンター)
留学生の皆さんにとって一番馴染みのある大学の機関だと思います。日本人
学生が少なく、交流が持てないという方は是非、留学生課を訪れて他の日本人
学生の情報を聞いてみてください。日本人同士のネットワークを広げたいから、
ということでしたら留学生課のスタッフも協力的だと思います。入学時や
トラブル時だけでなく、ぜひ日常的に訪れて欲しいセンターです。

3. 大学の就職課(キャリアセンター)
大学の就職課は米国人学生のための機関だと思っていませんか?就職課に
よっては留学生の就職にも力を注いでいるところがありますし、履歴書添削や
模擬面接だけでなく利用できる点が多くあります。例えば日本人の先輩が
卒業後どのように就職されていたのかを聞いたり、可能であればその方の
連絡先を教えてもらい連絡を取ってみる、ということも出来るかもしれません。
小さいことに思えるかもしれませんが、今後就職活動をしていく上で、
社会人である先輩と連絡が取れるということは非常に大きい収穫です。また、
就職課主催のジョブフェアやキャンパスリクルーティングに参加してみるのも
ネットワークを広げる手段になります。

4. 大学のクラブ・サークル活動
クラブやサークルなどで活動することは自ずから人間関係を育むことに
繋がります。同学年の友人だけでなく年上、年下の学生と触れ合う絶好の
機会です。またこのようなクラブ活動を通し、リーダシップやチームワーク
スキルを身につけたエビソードを面接のネタにすることもできます。

5. 大学の日本人学生会
日本人学生がある程度在学している大学の中には日本人学生会という組織が
存在することがあります。規模や活動状況によっても様々ですが、学生会に
よっては自発的に「交流会」「座談会」また独自に企業の方を招いての
「講演会」などを開催しているところがあります。留学してまで日本人学生
同志で固まるのは・・・と躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、ここでは
国籍に捕らわれるのではなく、幅広いネットワーク作りをしてください。また、
あえて日本人学生と交流を図ることは「日本で就職」という同じ目標を持つ者
同士、日本の就職状況や就職事情など有効な情報交換ができるという利点が
あります。自分の大学に日本人学生会がいない場合は自ら学生会を発足して
みても良いでしょう。

6. 地域の日本人会
日本人人口がある程度ある比較的大きな都市部では日本人会が存在します。
学生の皆さんには馴染みが少ないかもしれませんが、日本人学生会の社会人版
だと思ってください。社会人版とは言っても学生ももちろん参加できますし、
定期的にカルチャースクールなどの講座を開講していたり、単発的な催しを
開催していたりと活動的な会もあります。社会人の方と触れあえる機会でも
ありますし、カルチャースクールなどはその道のエキスパートの方と出会う
チャンスでもあります。

7. 就職イベント
当社のキャリアフォーラムをはじめ、日系就職イベントに参加する目的は
「就職のための面接」とは限りません。卒業がまだ先の方でも実際に企業の
採用担当者と会って話をすることで新たなネットワークが広がります。
就職イベントへ参加したことが後のインターンシップや企業訪問きっかけに
なったという体験談もよく耳にします。

■ネットワーキングにおいて注意すべきこと

ネットワーキングは人と人との関係です。したがって気持ちよい人間関係を
保つために注意しなければならないことがあります。

1. 無茶なお願いはしない/ 頼り切らない
いくら親しくなったとしても謙虚さを忘れないようにしましょう。例えば突然
「○○社の△△さんを紹介してください」や「面接をお願いします」などと
頼み込むのはご法度です。

2. お礼、結果がどうなったかの報告は必須
まずは知り合った方へは挨拶メールを送りましょう。その際に先方と「どこで」
出会い、「何の」話をしたかを簡潔に添えると思い出してもらいやすいと
思います。また、何らかの親切や協力を受けた際には、必ず結果報告とお礼の
知らせを忘れないでください。

3. ギブ&テイクの関係を心がける(最低限迷惑を掛けない)
先方の方は純粋な親切心から皆さんに機会を提供してくれたりアドバイスを
くれたりするいうことを忘れないでください。何か形として感謝の気持ちを
表すことが難しくても「迷惑は掛けない」「厚意に応える」「恩を忘れない」
などの姿勢を大切にし今後も信頼関係を築いてください。

日本では「コネ・ツテ」とネガティブなイメージとして取られがちなネット
ワーキングですが、海外で生活されている留学生の皆さんはその大切さを
すでに十分理解されていることと思います。ぜひ就職活動にも海外生活で
培ったネットワーキング能力を就職活動に活かしてください。再来週の
CFN|PRESSでは実際にネットワーキングを有効に活用された方の経験談を
交えてお話します。お楽しみに!

CFN|PRESS / 発行者: DISCO International, Inc.
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