基礎能力って何?磨けば広がる自分の可能性
Issue 329
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ January 21st, 2010
Issue 329
CFN|PRESS
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基礎能力って何?磨けば広がる自分の可能性

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最近就職情報誌などで「基礎能力」の大切さがよく取り上げられています。
厚生労働省ではその流れを受けてか、認定基準を元にした基礎能力を判定する
「就職基礎能力検定」なども実施しているようです。仕事をしていく上で、この
基礎能力とは当然備わっていなければならないないものであり、これから
就職活動を行う皆さんにとっては必ず押さえておいてほしいポイントなのです。
社会人として働く際のベースとなる能力だからこそ、しっかり磨いて欲しいと
思います。

一口に基礎能力といっても様々な定義がありますが、就職・転職に
おいての基礎能力は以下の3つになります:

基礎学力・資格
伝達能力(コミュニケーション能力)
マナー
そして、もうひとつ加えておきたいのが、職業観・価値観です。

■基礎学力・資格
基礎学力とはいくつかの意味が含まれています。一つは読解力・文章力・
計算力など大学の成績や資格などでストレートに能力が測れるもの、
もう一つは考える力や学ぶ力、つまり物事を論理的・数理的に理解し
分析できる能力などです。

職務経験がない場合や卒業後間もないうちは、企業も実務の経験よりも
その人がどれだけのポテンシャルがあるか、伸びる力があるかに期待して
います。どれだけ自分の専門分野についての知識が優れていても、新しい
ことを学ぼうとする姿勢や失敗体験などを生かそうとする意識が見えないと、
その後に能力を伸ばして行くことは難しいでしょう。知識を詰め込むだけ
ではなく、情報を吸収した後それを自分のものとして活用していけることが
能力を高めることに繋がるのです。柔軟に物事を考えることや、志の有無が
ポテンシャルの物差しとなります。

■伝達能力(コミュニケーション能力)
物事の理解力(input)の次にそれを他人にうまく理解してもらえるための
コミュニケーション能力(output)も大事です。これは人によって得意・
不得意がありがちですが、ちょっと自信がない人は、学校のCareer Center
または家族や友達などと面接の練習をしてみましょう。コミュニケーション
能力は「コツ」をつかみ、練習すれば上達します。

■マナー

コミュニケーション能力と同じく、練習すればするほど磨かれるのがマナー、
特にビジネスマナーです。日系企業と外資系企業のビジネスマナーには違いが
ありますが、バイリンガルとして語学だけでなく両ビジネスカルチャーを
理解し、どんな場面でもスムースにビジネスを行うことができるようにしたい
ものです。そのためには礼儀や言葉遣い、身だしなみといった基本的なこと
から、握手の仕方やお辞儀の仕方、アイコンタクトやジェスチャーなどの
言葉以外のコミュニケーションにも注意してみてください。

また、業界や企業によって独特の文化や習慣があったります。面接の際は
必ずその企業のカルチャーを調べておきましょう。マナーの習得には皆さんが
留学生活で学んだ異文化に対する柔軟性や多様性を生かしていただければと
思います。多くの大学のCareer Center ではビジネスマナーについての
トレーニングも提供しているはずです。また、自分の両親、先輩などにも
聞いてみるのも良いでしょう。マナーとはただのしきたりだけでなく、
一人前の社会人として認めてもらうための最低条件であり、また相手に
対して敬意を表すものなので疎かにしないよう心がけたいものです。

■職業観と価値観
能力ではありませんが、就活をする上で重要な「基礎」が就職観です。それを
明確にすることで、それを持ってこれからどのように社会に貢献していくかと
いう自画像を徐々に描けるようになっていくでしょう。周りの意見を鵜呑みに
せず、そしてそれに振り回されず、自分の職業観を持つということは、人間性や
価値観を基軸とすることで初めて実現できるのです。

まずは「自分が求める企業像」を描き、仕事を通して自分は何を求めて
いるのかを真剣に考えてみてください。そこから自分の価値観とマッチする
職種、賛同できる目標・理念を持った企業を探しだせばいいのです。
インターンシップを通して実際に「働く」ということを経験してみるのも
職業観を養うのに役立つでしょう。実際に社会に出て活躍している先輩と
触れていくうちに、社会人としての自覚も出てくるはずです。

私達の世代の多くは比較的豊かな時代に育ち、必ずしも働くこと=生活の手段
というようには見なくなってきています。また、一方バブル崩壊後に安定的な
給与やポジションを用意できなくなった企業の現状を見て、「自分は何の
ために働くのか」「どう働くのが幸せなのか」と考えるようになり、「働く」
ことの意味をより強く求めるようにもなってきました。

報酬やポジションにこだわらず、「働く」ことにやりがいや満足を求める
人達が増え、進路の選択肢も増えています。採用する企業側も自分の目標を
しっかり見極めることのできている向上心のある自発的な人を探しています。
恵まれた環境だからこその自由と選択肢ですが、周りに流されることなく
自分の基盤となる価値観や職業観とは何かを考えてみてください。

■就職活動でも差がつく基礎能力
就職活動中は、自己分析や企業研究を懸命に行い準備に励みますが、基礎能力、
職業観がきちんと身についていれば、これらの準備がよりスムーズになる
ことは間違いありません。つまり、基礎能力が高まれば高まるほど、より
希望通りの就職に近づけるのです。自らの中にある考えを整理し、矛盾のない
筋の通った意志を確認できたら、自ずと面接でアピールするべきポイントが
見えてくるのではないでしょうか。このことを念頭に置きながら就職活動に
励んでください。

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