自己PR 「ここだけは押さえておいて欲しい」サンプル編
Issue 320
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ October 22nd, 2009
Issue 320
CFN|PRESS
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自己PR「ここだけは押さえておいて欲しい」サンプル編

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自己PRの作成はエントリー時から面接まで就職活動の成功の鍵を握る非常に
大切な作業のひとつです。先週のCFN|PRESSでは「ここだけは押さえておいて
欲しい」セルフチェック編ということで自分で確認する時に見落としては
いけないチェックポイントをお話しました。今週は実際にサンプルを見ながら
自己PRを作成する上で参考になるところ、改善するべきところを見て
みましょう。

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先週号のおさらい
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まずは先週のチェックリストをもう一度確認してください。このリストに
照らし合わせながらサンプルを見てみましょう。ISSUE319 「ここだけは
押さえておいて欲しい」セルフチェック編のバックナンバーはこちら:
http://www.careerforum.net/articles/press/index.asp

1. 「わたしの強みは○○です」と明記する。
2. 数、「」、固有名詞を使って具体性を表す
3. エピソードが鍵
4. 失敗談でもよいのでそこから学んだことをアピールする
5. 一般論で終わらない、自分にとっての○○とは
6. オリジナリティを出す
7. 自己PRは経歴レポートではない

下記の例1.2.3つは、いずれも「あなたの自己PRは何ですか?」という質問に
対して作成された自己PR文の一部です。まずは文章を読んでどう思いますか?
気が付くところはありますでしょうか?

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例1
私には失敗をおそれず克服する根性があります。留学生活では慣れない
環境や異文化の中でさまざまな困難に立ち向かってきました。例え失敗
しても「次こそは!」と努力してきたところ、自分自身を成長させる
ことができました。
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まず、「自己PRは何ですか?」という問いに対して「失敗をおそれず
克服する根性があります」と冒頭で明記することで何をアピールしたいのかと
いうことが分かります(チェックポイント1.)。ただし、この自己PR文には
具体的なエピソードが抜けています。「さまざま」な困難とはどのような
困難だったのか、それをどのように克服することでどんな自分に成長できた
のかまでを具体的に表現することで、「失敗から学ぶことの出来る人」と
評価してもらえ、より内容の濃い、印象深い自己PR文になると思います
(チェックポイント2・3・4・6)。

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例2
コミュニケーション能力の高さで御社に貢献できると思っています。1年間の
交換留学生活の中で300人以上の友人ができました。また、これらの友人とは
頻繁に電話やメールのやり取りをしています。そのネットワークを駆使し、
在学中に日本人学生会で企画したイベントでは全米から1000人もの日本人
留学生が集まりました。この異文化で培ったコミュニケーション力は私の
一番のアピールポイントです。
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「300人」「1000人」など数字を出すことで明確に伝わります(チェック
ポイント2.)。文章から、何をやったのかは伝わってきますが、どうして
やろうと思ったのか、何か難しい問題は発生しなかったのか、この出来事が
今の自分にどう影響してきたのかが見えてきません(チェックポイント
3・4・6)。また、「コミュニケーション能力」は留学生がよく使いがちな
キーワードです。「コミュニケーション能力」をアピールしてはいけないと
いうことではありません。ただし「コミュニケーション能力」のような
一般的な言葉を用いる場合、「私が思うコミュニケーション力とは・・・」と
自論を明確に伝えることが大切です(チェックポイント5.)。

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例3
「チャレンジ精神」
私は国際関係学を学ぶ中で具体的には発展途上国の難民問題などに取り組み、
在学中はフィリピンでの実地研修に参加し、貧困の中で幸せを見出す人々に
感銘を受けました。研修後はさらに見聞を広めようとマレーシアへ渡り、
マングローブの植林ボランティアに携わることで環境問題に取り組みました。
また現在はカンボジアでの短期研修に参加しようとカンボジア語に挑戦して
います。このように私は自分が成長するために目の前の物事に立ち向かって
いくチャレンジ精神を持っています。
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冒頭で「」と使ってアピールを書くのはインパクトがあります(チェック
ポイント1.)。この自己PRは一見、具体的でオリジナリティのあるように
見えます。しかし○○をした、△△へ行った、××をしている・・・と事実だけを
述べていたのでは経歴レポート、報告書と同じです(チェックポイント7.)。
自己PRでは表面上の経歴ではなく、経験を通して学んだこと、これから活かして
いけることを伝える必要がありますので、「どうして難民問題に取り組もうと
思ったのか」「どう感銘を受けたのか」「なぜ見聞を広めようとマレーシアを
選んだのか」・・・ということまで突き詰めていく必要があります(チェック
ポイント3・5.)。エピソードを複数書くことで結局、何が言いたいのか
分からなくなってしまいそうなときは「これ!」というものに絞りましょう。
その体験を軸としてストーリー展開し、聞き手によりしっかりと伝えましょう。
また、「チャレンジ精神」も前述の「コミュニケーション能力」のように
一般的によく用いられている言葉ですので、「私にとってのチャレンジ精神とは
こういうことです。」と自分なりに説いてみましょう(チェックポイント5.)。

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最後に
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自己PRについて2回にわたってお伝えしました。限られた枠内でいかに的確に、
簡潔に自分のことを伝えるかが鍵となる自己PR。自己PR文には「これを書けば
選考に通る」などのマニュアルは存在しません。また、「完璧な自己PR文」と
いうものもなかなか見つからないと思います。このように自己PR作成は非常に
難しい作業でもありますが、自己PRをしっかりと作成することで、就職活動で
必要となる、和文履歴書、エントリーシート、面接で筋の通ったアピールが
出来るはずです。

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