これだけは押さえておこう、和文履歴書の書き方
Issue 317
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ September 24th, 2009
Issue 317
CFN|PRESS
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■■■■■■■■■■◇◆今週の CFN|PRESS◇◆■■■■■■■■■■

これだけは押さえておこう、和文履歴書の書き方

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キャリアフォーラムが近づくにつれ、就職活動の準備を着々と進められて
いるかと思います。今週のCFN|PRESSでは就職活動の必須アイテムである
履歴書に注目してお送りします。履歴書は皆さんと応募企業を結ぶ最初の
ステップであり、採用担当者にまだ見ぬ皆さんを印象付ける唯一のものです。
大手の企業では大量の履歴書が送られてくるため、一枚当たりに目を通す
時間は約6秒と言われています。このたった6秒間で「もっとこの履歴書を
読んでみよう」と思わせることができなければ皆さんの履歴書は担当者の
目に留まることはありません。実際に面接で会いたいと思わせられるかどうか、
そのボーダーとなる履歴書。次の一歩へ進めるかどうかは履歴書に掛かって
いると言っても過言ではありません。そこで今回は、日本でスタンダードと
されているフォーマットに沿って、書き方を確認したいと思います。

海外で行なわれる就職イベントであるキャリアフォーラムなどでは、和文
履歴書が手に入らないという方もいるため、英文履歴書を和訳したものでも
大丈夫ですが、多くの採用担当者は日本でも採用を行い和文履歴書を
見慣れているので、項目は和文履歴書に書かれるべきものと揃えたほうが
親切です。最近では、海外にいてもオンラインで和文履歴書のフォーマットを
ダウンロードすることが出来ます。検索サイトで『履歴書』『ダウンロード』
などのキーワードで探してみてください。

---【目次】------------------------------------------------
1.鉄則は「丁寧に」
2.氏名・住所・生年月日の書き方
3.学歴・職歴
4.免許・資格、趣味・特技
5.健康状態
6.志望動機
7.自己PR項目
8.本人希望欄
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1.鉄則は「丁寧に」

文字は上手・下手に関わらず「丁寧」を心がけること。さらに写真の印象や
貼り方、書き方、文字、内容、全体的なバランス、ハンコの押し方にも丁寧さは
表れます。採用担当者は履歴書を見た瞬間に全体的な印象、そして細部を見て
皆さんの意欲を判断しますので雑な履歴書で「やる気がないのでは」という
印象を残してしまわないようにしましょう。また記入漏れや誤字・脱字にも
注意してください。

■黒のペン■
黒の万年筆、ボールペンあるいは細字のサインペンで書くことをおすすめ
します。鉛筆で下書きをした場合は、ペンで清書をしてインクを乾かしてから
下書きを消しゴムで消しましょう。

■修正液は×■
失敗したら、書き直してください。修正液や修正テープは使わない方が
よいでしょう。また、一度使った履歴書の使いまわしは企業に対して
失礼ですのでしないようにしましょう。

■コピーをとっておく■
面接では、履歴書を元に質問されるので、提出する前にはコピーをとっておき、
手元に保管します。ただし、提出する履歴書はオリジナルのものを。
コピーしたものと混ざらないように注意が必要です。

■履歴書の種類■
和文履歴書は幾つかのフォーマットがあり、経歴欄に重点を置いたものも
あれば、志望動機や自己PR欄に重点を置いたものもあります。自分が最も
アピールしやすいと思うフォーマットのものを選ぶようにしましょう。

■なるべく多くのサンプルを見る■
履歴書を書く上で大切なのは、幾つもサンプルを見ることです。決められた
フォーマットの中でも、人それぞれ違ったアピール方法があり、見れば見るほど
参考になります。全てコピーするのは感心しませんが、アイディアをもらって
自分ならではの魅力的な履歴書を作成しましょう。履歴書のサンプルを入手する
方法は、履歴書のサンプル集を購入したり、インターネットで検索するなどが
考えられます。

2.氏名・住所・生年月日の書き方

【日付】

■履歴書を郵送する場合は、ポストに投函する日付。
履歴書を持参する場合は、当日の日付にしましょう。

■西暦ではなく元号を使うのが一般的です。(例:平成19年1月11日)

【氏名・印】

■氏名欄に「フリガナ」とあったらカタカナで、「ふりがな」とあれば
平仮名で記入しましょう。

■印鑑はかすれたり、曲がったりしないよう、しっかりとまっすぐに
押しましょう。押し間違えると、履歴書全部が書き直しになるので、
最初に押すと良いでしょう。
(マウスパッドなど少し柔らかいものを敷いて押すときれいに押せます。)

【住所・電話】

■住所は都道府県から、アパートの名称、部屋番号まで正確に記入します。

■電話番号は自宅が基本。連絡先の電話番号は、確実に連絡が取れる電話番号を
記入しましょう。携帯電話の番号を追加するのも有効です。

*留学生の場合、冬・夏休みの間も連絡がとれるよう、留学先と帰省住所が
両方記入できるフォーマットを使用する事をお勧めします。

【写真】

人の印象は、文字よりもビジュアルから得ることの方が多いので、写真にも
気を遣って下さい。ここでは「個性」よりも、「礼儀正しく、清潔感があるか」
「親しみやすいか」を意識しましょう。キャリアフォーラムでは必須では
ありませんが、証明写真を履歴書に添付することは、採用担当者に顔を覚えて
もらいやすい、印象を残しやすいなどの利点があります。

■写真を撮るときは、背景は白、ビジネスにふさわしい服装で胸から上が
はっきり写っているものを使いましょう。手間はかかりますが、参加者に
よっては写真館で撮ってもらう方もいます。また、おすすめはしませんが、
デジカメで撮影した画像をプリントアウトして使う場合は、必ず画像が鮮明に
写っているものを使いましょう。企業によって複数の担当者が選考を行う為、
履歴書をコピーする場合があります。特にデジカメで撮った写真はあらかじめ
コピーをとって画質に問題ないかを確認する事をお勧めします。

■3か月以内に撮影した証明写真を使用。

■念のため、写真の裏には必ず、名前・連絡先を記入します。
履歴書から写真がはがれることもあります。この際は油性のペンを
使ってください。

■カラーか白黒?
特に決まりはありませんが、カラー写真の方が見やすく印象が
伝わりやすいでしょう。

3.学歴・職歴

【学歴】

1行目中央に「学歴」と記入し、『小学校卒業』『中学校卒業』『高校入学』
『高校卒業』『大学入学』『大学卒業見込み』の順で記入。小・中学校は
卒業年度のみ、高校以降は入学年度と卒業年度両方を記入。学校名は
「東京都目黒区○○中学校」と正式名称を記入し、大学生の場合、卒業予定
年月と「○○大学○○学部○○学科卒業見込み」と、学部・学科まで記入
します。大学を編入した場合は「○○大学へ編入」と記載。小・中学校の
転校は省略します。1年未満の短期留学は『学生時代力を入れたこと』などの
欄に記入しましょう。

【職歴】

職務経験がある場合は、履歴書と一緒に職務経歴書を提出しますので、
履歴書には簡潔に職歴を記入しましょう。学歴のあと1行あけ、職歴の1行目
中央に「職歴」と記入。ここで原則として正社員として雇用された経験のみ
記入します。

■アルバイト・インターン経験は?
基本的にはアルバイトやインターンの経験は書きませんが、志望する会社と
同業の会社で長期間のアルバイトを経験していたなど、キャリアとして有効と
思われる場合には記入しても構いません。その際は必ず「アルバイト」や
「インターンシップ」であることを明記してください。

■職歴がない場合 ⇒「職歴」と記入し、次の行に「なし」と記入。

■職歴がある場合 ⇒ 会社名は正式名称を記入。
「(株)○○」とは記入せず、「株式会社○○」と書き、所属の部課名や、
具体的な業務内容も簡潔にまとめて記入。

【賞罰】

■職歴のあと1行あけて、「賞罰」と記入。

■特にアピールになるものであれば、受賞年月日と賞の名称を記入。
特になければ、次の行に「なし」と書きます。

■最後の行の右寄りに「以上」と記入します。

4.免許・資格、趣味・特技

【免許・資格】

この項目は、意外と面接官が注目しています。というのも、その人の志向や
向上心などが見え隠れするからです。なぜその免許・資格を取るに至ったか、
自己の経験や考えに基づいて話せるようにするとよいアピールにもなり得ます。

■取得年順に、名称は正確に記入。

■持っている免許・資格をすべて記入。
多い場合は、仕事と関連する資格をピックアップし、現在取得に向けて
勉強中のものがあればそれも記入しましょう。

■仕事に直結していないものであっても積極性・向上心があるという
アピールにつながります。(ここは英文履歴書と違う点です。)

【趣味・特技】

自分らしさをアピールできる項目です。この項目も面接官は興味を持って
います。ちょとしたストーリーを語ることができればよいでしょう。
面接官はこういった点を材料に応募者の人間性を見ています。

■趣味・特技は多少の興味があることでもOK。親しんでいる程度などについて
一言添えるとイメージがふくらみます。

■空欄や「特になし」は、無趣味または何事にも興味を持たない人と
判断されかねないので、避けたほうがよいでしょう。

5.健康状態
仕事をする上で何も問題がなければ、「良好」「きわめて良好」と記入します。
例え過去に大きな病気や、持病・アレルギーがあったとしても業務に支障が
出ないものであれば、書かなくても大丈夫です。

6.志望動機

英文履歴書にはない和文履歴書ならではの項目がこの志望動機欄です。
選考を通して採用担当者が一貫して見ていることは、皆さんが「本当にこの
企業に入社したいのかどうか」「この企業に向いているかどうか」です。
ホームページで丸暗記した企業理念や、ありきたりの志望動機では「同じ
業界の○○でもいいのでは?」と思われてしまいます。「どうしてもこの
企業で働きたい」という自分の熱意・考えを、自分の言葉でしっかりと表現し、
採用担当者を納得させられるような志望動機を用意してください。

志望動機には企業研究が欠かせません。
インターネットで手に入る情報はもちろん、会社案内のパンフレットや
業界マガジン、その他書籍や新聞などをよく読み、ライバル社を研究し、
その企業について充分把握しましょう。同じ業界の同じような企業でも、
各企業の特徴は必ずあります。競合他社と差別化を図るためにどのような
取り組みをしているのか、その中で「自分は何がやりたいのか?」「自分は
何ができるのか?」まで突き詰めて考えてみましょう。その上で「なぜ、
その企業を志望したのか?」が伝わるように具体的な志望動機を記入
しましょう。また、箇条書きではなく文章を書く場合の文体は丁寧語で
揃えましょう。

7.自己PR項目

自己アピール欄も志望動機欄と同様に和文履歴書ならではの項目です。
ポイントは自己分析をしっかり行い、簡潔に記入すること。ただ○○をした、
△△を勉強した、というだけでなく、その過程において人間として何を
学んだのか、その経験をどう活かせて行けるのかまで考えてください。

ここでは専門知識をどれだけ養ったかよりも、人間性や職業観など、勉強を
通して人間としてどう成長したかが問われます。理工系などの学生は、研究
内容と志望職種の仕事内容が重なっていることもあると思いますが、そういう
場合は、勉強したことをどう仕事に役立てていきたいかを記入しましょう。

8.本人希望欄

空欄や「特になし」はできるかぎり避けましょう。入社後、どの部署で
どんな仕事をしたいのかを、自己PRも兼ねて具体的に記入します。

■例:
希望職種:営業職など、人と関わる機会の多い職種
希望勤務地:○○勤務が希望ですが、特にこだわっていません。
給与:貴社の規定に従います。
*キャリアが少ない場合は、待遇面の希望はあまり細かく書かない方が
無難です。

■最後に
和文履歴書はフォーマットが決められているため、あまり融通が利かない、
と思われがちですが、工夫次第でいくらでもライバルと差をつけることが
可能です。基本的なルールを押さえた上で、より目に付きやすい、手にとって
もらいやすい履歴書を目指しましょう。
また、履歴書は次の選考ステップである面接への足掛かりとなりますので、
大切に取り組んでください。

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