30代の転職について
Issue 289
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ March 12th, 2009
Issue 289
CFN|PRESS
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30代の転職について

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このところ、転職の相談を良く受けます。最も多いのが年齢を気にする
もので年齢のせいで転職が難しいのではないかと感じている方が多い
ことを改めて実感させられました。

30代といえば「コアスキル」が形成され、今後の方向性も見えてくる時期、
また、思い切った職種や業界転向をするラストチャンスでもあると感じる為、
キャリア的には大きな節目を向かえている方も多いようです。特にセカンド
バチュラー、MBA、マスター、PhD等の夢を果たすために海外に渡った
留学生や、海外勤務中の方にとっては気になるところかと思います。
結論から言えば、30歳代での転職は十分に可能です。確かに、最も活発に
転職活動を行っているのは20代後半から30代中盤にかけての方で、この
年齢層に対しての求人も多く存在します。

まったく違う業界や職種に挑戦するラストチャンスともいえますが、決して
容易なことではないので、それなりの覚悟が必要です。また、企業が何を
期待しているのかをしっかりと調査・把握して充分な準備をしておかなければ
ならないのはいうまでもありません。では、この年齢層において企業は何を
求めているのでしょうか? 

まずは、キャリア暦が長ければ長いほど、より『即戦力性』が求められる
ようになることが転職活動においての特徴です。つまり「ある程度の
職務経験があって即戦力になり、かつ企業文化に順応できる世代」として
好まれている傾向があります。この『即戦力性』を具体的にブレイクダウン
していくと以下の点が挙げられます:

1.業務に関する知識と経験
2.管理能力や専門性
3.ソフトスキル(コミュニケーション能力・一緒に仕事がしやすいか・
社風や業界にあっているか等)

では、ポイント別にもう少しお話していきます。

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業務に関する知識と経験
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まずは、何をおいても業務に関する知識と経験です。システムエンジニアで
あれば開発能力だったり、セールスだったら売り込む能力だったり、
マーケティングだったら企画力等。今までの経験を活かして業界復帰・
キャリアアップを図りたい場合には、履歴書に事細かに書きましょう。
そして海外(留学)で得たスキルはどう活かせるのかも明確に書くことが
重要です。履歴書には収まらない職務経歴があるなら、別に『職務経歴書』を
用意して履歴書に添付しても良いでしょう。

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管理能力や専門性
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【『管理能力』や『専門性』】

業務に直接関わる知識や経験もさることながら、30歳過ぎてからの転職は
それ以外の能力が求められるようになります。それは『管理能力』や
『専門性』です。

希望転職先が管理能力や総合的な仕事力(マネジメント系)を追求するもの
なのか、それとも専門性を要するものなのか(スペシャリスト系)によって、
『管理能力』と『技術力』のどちらがより求められるのかが異なってきます。
スペシャリスト系を目指すのであれば『専門性』を明確に提示することが
必要となり、マネジメント系を目指すのであれば今までの『管理能力』を
アピールしなければいけません。

『専門性』とは上記の業務に関する知識と経験に加えて、その業界内で
どれだけ経験があるのかが問われてきます。では、『管理能力』はどれだけ
重要なのでしょうか?

【『管理能力』】

どんなに業務知識や経験が秀でていても、プロジェクトを管理する能力や
チームをまとめるリーダーシップ能力が欠けている人は、人材としての
魅力が薄く、転職はうまく行きません。履歴書を書く時に、殆どの人は
業務に関する知識と経験に関して書く事は忘れませんが、『管理能力』は
忘れがちです。忘れがちというより、自分の管理能力を言葉で表現するのは
簡単なことではないので、あえて触れないことも多いのではないでしょうか。
しかし、企業が最も知りたい能力のひとつなのです。

ある程度のキャリアを積んできた方には、もちろん後輩も部下もできる
でしょう。企業は、彼らの育成や管理も期待するし、プロジェクトの管理者に
なることも期待する。そういう期待値はただ知識や経験があるということでは
図れません。『管理能力』がどれだけあるか、そこが企業が採用する際の
ポイントになると思います。今までの経験をもう一度客観的に見つめ、自分が
持っている『管理能力』を過不足なく表現することを心がけてください。

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ソフトスキル
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同じ知識や経験、管理能力や技術力を持った人が求職者が2人いたら、
最後の決め手になりえるのがやはり『ソフトスキル』です。表現しにくい
ものですが、「コミュニケーション能力」「一緒に仕事がしやすいか」
「社風や業界とのマッチ」等が挙げられます。

多少業務知識や経験が足りなかったりしても、「この人と働きたい」と
思うような方であれば、それで採用にプラスになる場合もあります。
キャリアチェンジを視野に入れて転職を考え、未経験であることが
ネックになっている方は、業務知識や経験がないなら上記の『管理能力』や
『ソフトスキル』の部分をPRするのも一つの手段です。

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