2009年就職・採用環境について
Issue 281
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ January 8th, 2009
Issue 281
CFN|PRESS
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2009年就職・採用環境について

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新年明けましておめでとうございます!
昨年はCFN|PRESSをご愛読いただきまして有り難うございました。
2009年も更に皆さんに役立つ情報をできるだけご提供できるよう
尽力致しますので、どうぞ宜しくお願い致します!

今年2009年、就職・採用環境はどのようになるのでしょうか? 
昨年を振り返ってみると、リーマンショック後に「100年に一度」と
いわれる世界的金融・経済危機の影響で、年始めは「売り手市場」と
いわれていたのが一転して後半からは「就職氷河期再来」と
いわれるまでになりました。

こんな時こそ前向きでいたいところなのですが、2009年卒業の方や
就活中の方の多くが、今年の就職環境に対して、危機感を持っている
のではないでしょうか。

「今年の採用環境は実際どうなるのか」
「今後の就活をどう行えば良いのか」
「どういった企業・業界を志望すれば良いのか」

と、心配なのは当然です。所々で聞く日本国内学生の「内定取り消し」話も
聞けば聞くほど不安が募るばかり。

そういうわけで、今週のCFN|PRESSでは、この「就職氷河期」の実態を
探ります。まずは昨年の採用環境の現状を把握し、続いて今年の
展望について読み解いていきます。

◎----【目次】--------------------------------------------------◎

●まずは2008年の厳しい事実から
●では、気になる今年2009年の展望は
●2009年の就活、どうなる?
●『安定してる企業』?

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まずは2008年の厳しい事実から・・・
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---【内定者数減、内定取り消しも】---

日本経済新聞が10月19日にまとめた2009年度の新卒採用状況調査によると、
5年ぶりに内定者数がマイナスになり、日本国内の大手監査法人4法人の
合計の新人採用者数は、最高だった昨年に比べて16%減りました。
(12月3日/日本経済新聞の朝刊)また、自動車や電子部品など輸出産業を
中心に非正社員を減らす動きが表面化し、不動産、生保、ホテル、専門商社
などでは今年2009年就職予定の学生に対する内定取り消しの話をニュースで
耳にする機会が何度かありました。

---【それに対し就活者は】---

日本国内の大学生を対象に実施した弊社アンケート*によると、2010年春の
入社に向けた就職戦線を「非常に厳しい」「厳しい」と答えた学生は
合わせて98.8%にも上りました。これは、前年同期の52.8%より46%
悪化し、「厳しい」「非常に厳しい」の合計が95%となった2002年11月の
調査結果以来の高い水準となりました。その影響もあってか、今年の
ボストンキャリアフォーラムでは過去最高の1万1600人が参加し、
留学生の皆さんが夏休み中の一時帰国を利用して日本で就職活動を
行うだけではなく、より多くの就職の機会を積極的に利用している
様子が見られました。

*ディスコ インターナショナルの本社、株式会社ディスコが日経就職ナビに
登録している2010年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象に、
インターネットを通じて2008年11月14日-25日に実施し、1447人から
回答を得た調査。

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では、気になる今年2009年の展望は!?
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---【実体経済が深刻化、採用は減少の見通し】---

では、気になる今年2009年の展望はというと、当然楽観視できるものでは
ないようです。まず、金融危機に伴う世界的な景気減速や円高・原油高の
影響で、実体経済はこれからさらに深刻化し、そしてその状態が長期化
する恐れが強いとされています。「従来想定していたよりも、世界市場の
伸びが相当遅れる」(トヨタ)といった企業の声もそれを表している
のでしょう。

採用にももちろん影響はあります。日本国内の採用に関してディスコ
「採用活動に関する調査」(各年10月実施)によれば、

「減らす」13.9%
「増やす」13.8%
「昨年と変わらない」52.5%
「分からない」18.4%

となっており、「減らす」と回答した企業は1割ちょっとでとどまっては
いますが、「採用人数をまだ決めていない」と回答している企業が前年の
10.9%に比べて大きく増えている事から、決して油断はできない状況です。
「まさに未曾有とも言うべき危機で、今後どこまで広がるか、予測を立てる
のも難しい」(日産)と、景気がどのように経営へ影響するかを読みきれず
その影響により面接などの選考活動が遅れる可能性もあるでしょう。

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2009年の就活、どうなる?
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この様な採用環境の中、今年就職活動をされる方には、一段と早期化が
進むことが予想されます。

弊社アンケートの結果によりますと、2008年(2010年卒業予定者)では
10月上旬にエントリーを開始した学生は58.2%と、前年の50.4%から
大きくアップし、11月下旬時点での平均エントリー社数でも前年を
上回っているという結果が出ていました。年々早期化の傾向は強く
なっており、就職環境が厳しくなる2009年では、さらに早期化が進むと
推測されます。

就職先をより早く決める為には、エントリーや応募を締切りギリギリまで
待たず、いち早く始めるのがベストです。その為にも、履歴書から面接まで
自分をフルにアピールできるように自己分析や企業研究も早くから
始めておく必要があります。

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『安定してる企業』?
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弊社アンケートによると、就職後のキャリアに関して、
「1つの会社に定年まで勤めたい」と回答した学生の方は56.3%と、
前年より4.8%上がりました。

また、就職したい理由について複数回答で尋ねたところ、

「経済的に自立したい」が77.7%
「安定した収入を確保したい」が76.0%
「自分のスキルアップのため」は54.3%(前年より8.3%低下)
「将来のキャリア形成のため」は42.9%(前年より6.2%低下)

となり、就活中あるいは就活がこれからの学生は、スキルやキャリア
アップよりも安定を求める傾向が強まっていることがうかがえます。

更には、弊社に寄せられる問い合わせでも

「安定している業界ってありますか?」
「不景気でもつぶれない会社ってありますか?」

等といった質問が最近では目立ちます。

しかし近年において、企業は、不景気の時に限らず数年ほどたつと何が
起こるかわからないものとなっています。どれだけ景気が良くとも、
各業界の競争・変動は常に激しく(ここ5年間の通信業界などでも
見られるように)、数年前に『業界トップ』といわれる企業が今はもう
存在しないなんてことはしょっちゅうですので、ある程度の予測は
できたとしても「絶対安心企業・業界」というものはありません。

ただ、そんな中でも、伸びていく企業は実は多く存在します。企業の規模は
大きくなくても、また、知名度が高くなくとも、しっかりとした企業理念と
体制を持っている企業であれば、成長力や安定性を持つことができますし、
例え危機にさらされた時でも乗り切っていくことも可能なのです。

就職先を決める上では、企業の事業内容を基に見極めることも大切ですが、
加えて大切なことは、自分が事業内容を面白いと思う気持ちであったり、
一緒に関わって更に成長させたいと思う企業の意気込みなどではないかと
思います。今、目に見えている企業の姿だけを見て判断するのではなく、
目に見えない企業の「生命力」も見つめてください。共感できる「生命力」を
持つ企業をいかにして見つけ出すかが、就職活動の成功のポイントなのです。

留学生は距離、卒業時期のずれ等で日本の国内学生よりハンデを持ちながら
就職活動を行ってきています。留学生としてのハンデを早くから理解し対策を
考える事、現在の採用・就職状況を早くから把握し、今から何をしなくては
いけないかを整理する事で、不安定な就職状況でもより自分の就職活動は
明確になるでしょう。弊社としてもCFN|PRESSやCFN上を通して更に皆さんの
就職活動に役立つ情報を提供していきます。

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