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留学生活も終わりに近づくと、楽しいことも大変なことも経験した留学先で次のステップに進んでみたいと思う方も多いのではないでしょうか?海外での就職は言うまでもなく、その国のマーケットや社会システムに基づいたもの、つまり日本とは違う就職活動となります。日本で就職するのとは違う苦労や可能性を秘めていて、その国での経験がかけがえのないものになるかどうかは、皆さんの意識次第といえます。綿密な計画立てと情報収集力、そして高い意識が成功のカギを握っています。海外で働くという重要な決断をするにあたって「知っておくべきこと」「考えるべきこと」をまとめてみました。

こんな理由で大丈夫?

自分の将来にプラスになるような選択をしていくポイントの1つとして、自分の目指す方向性をしっかりと把握し、強い意志を持つことが重要です。しかし、海外での就職を望む方に「なぜ海外で働きたいのか?」と聞いてみると、意外と曖昧な理由や動機を挙げる人が少なくありません。

確かに、海外で就職するというと響きも良いですし、何よりも国際人として活躍できるというイメージがあります。その期待感は間違いではありませんが、華やかな部分ばかりでもないのも事実です。「なんとなく」だけではモチベーションを高く持ち続けることは難しくなります。皆さんは、どんな理由で海外に残りたいと思っていますか?目的はしっかりしていますか?

  • その1「就職活動する時間にあてたい」「就職までに時間がほしいから」

    アメリカでは、大学卒業後1年間OPT(Optional Practical Training)の制度を利用して実社会での経験を積むことができます。OPTは、海外で就職するための足がかりといえます。よく、OPTの期間を就職活動する時間に充てたいという方がいますが、長期的な就職を考えているのであれば注意が必要です。

    OPT終了後もそのまま働き続ける場合は、就労ビザに切り替えなくてはならないので、そのことを念頭において就職活動をしなくてはいけません。また、ビザの切り替え手続きは時間がかかるため、OPTの期間の大半を就職活動に費やしてしまうと、切り替えが難しくなる場合が出てきます。少なくとも有効期限の半年前には正式な就職先を見つけられるよう活動したほうが良いといえます。

    OPT終了後は日本に帰国すると決めている方も注意が必要です。なぜなら日本に帰国後、就職活動する際に面接で『1年間何をしていたのか、どう過ごしたのか』と、OPT期間の理由を必ず聞かれます。明確な目的がなく、とりあえず1年延長して海外に滞在できるからインターンやアルバイトでも・・・という理由でOPTを使うと、就職活動を行う時に思わぬハンデとなってくることもあります。下手すると将来の妨げになりかねません。「この1年があったからこそ!」と言えるように、目標・計画を持って過ごす必要があります。

  • その2「留学先が好き」

    「海外に残りたい」という学生に少し突っ込んで聞いてみると、こだわっているのは「留学先が好きだから」「海外にもう4年もいるから窮屈な日本には帰れない」など、意外と単純な好き・嫌いが理由だったりします。好き・嫌いが決していけない訳ではありませんが、それ以外に明確なキャリアの目標がないようでは就職活動の強いモチベーションにはなりません。行き当たりばったりになりやすくその結果、本来の夢とは違うところに進んでしまう危険性もあります。

  • その3「せっかくだから海外で試したい」

    好き・嫌いではなく自分の将来を考えた上で、海外で勉強したのだから数年経験を積みたい、可能性を試したいと思う学生も多くいます。確かに培った知識が海外ならではのものであれば、そんな風に思う気持ちも分かります。

    しかし、ある日系企業の採用担当の方が、こんなことをおっしゃっていました。「よく、海外で頑張りたいという学生が面接を受けに来るけれど、よくよく聞いてみると、大概は『海外で数年経験を積んで、いずれは日本で』と言うんですよ。もっともらしく聞こえるが、いずれいなくなると思ったら採用の意欲が無くなりますよね。」

    企業の本音が見え隠れする印象的なコメントです。もちろん、最近では日本の企業も一生働いてくれるだろうなんて思わない時代です。それでも企業としては少しでも長い期間、企業に貢献してくれる人材を求めているのです。数年経験が積めたら・・・などと考えている学生に、思わず「本当に海外で挑戦したいの? 少しだけ海外で社会人体験したいだけじゃないの?」と聞きたくなってしまうのも無理もありません。「せっかくだから留学先でとりあえず就職活動しよう」程度の意識、姿勢で就職活動に臨むことは大変危険です。

「はじめの一歩」だからこそ大切に

志望する企業を選択してゆく過程では、業界、職種、給与、企業の将来性など様々な要素が関わってきます。その中の一つが、勤務地(勤務国)です。様々な思い入れのある国で試してみたいという気持ちは、留学生の皆さんにとってごく当たり前の感情ですし、チャレンジ精神は大切にしてもらいたいと思います。

ただ、忘れないで欲しいのは、卒業して社会人としての最初の1年は皆さんのキャリアにとって非常に貴重な1年であるということです。社会人1〜3年目は、その人のビジネスパーソンとしての基礎を築く時期です。この時期を海外で就職するということは、人の数倍もの準備と努力が必要になりますが、目標、夢をもう一度見つめ直し、本当にやりたい仕事が海外なのであれば、海外での可能性に賭けて欲しいと思います。


こんな理由で大丈夫?
「はじめの一歩」だからこそ大切に

リスク
可能性

その1:日系企業
その2:現地資本企業
その3:海外での就職活動プロセス
その4:ネットワーキング
その5:ビザ
-アメリカ
-イギリス
-オーストラリア
-ニュージーランド
-ビザ取得に関して心に留めておくべきこと


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